株式会社E-trustの芦村です。
がんの治療法に新しいものが出てきました。
光免疫療法です。
どういうものかというと、がん細胞と結合する特殊な薬剤を注射し、そこにレーザー光を５分程度照射すると、薬剤の成分と光が化学反応して、がん細胞を破壊するというもののようです。
がんをピンポイントで照射するため、正常な細胞にはほとんど副作用が出ないという事です。
日本では、「切除不能な局所進行又は局所 再発の頭頸部癌」に対する治療として2020年9月に承認され、現在は保険診療として治療を受けることが可能みたいです。
光免疫療法は、直接細胞を殺傷する作用だけでなく、がんに対する免疫を活性化することでもがん細胞を攻撃します。
光免疫療法によりがん細胞を破壊すると、特有の物質（がん抗原）が周囲にばら撒かれます。
一方、免疫細胞はダメージを受けていないので、周りの免疫細胞が出てきたがん抗原を取込み、壊れたがん細胞と同じ細胞に対する免疫が活性化されるそうです。
このがん細胞に対する免疫の活性化により、免疫システムが、がん抗原を持っているがん細胞に対して攻撃を始め、光免疫療法では生き残ってしまったがん細胞も攻撃することができます。
このがん細胞を退治することができる免疫細胞が治療したがんのところから全身に循環することで、遠く離れた場所の転移がんに対しても治療効果を発揮することが期待出来ます！
またがん細胞に対する免疫を獲得あるいは増強すると、感染症のワクチンのように、同じがんが再発しないように予防する効果も期待できます。
すごいですね！！
医療は日々進歩していて、新しい治療もどんどん出てくるはずです。
なるべく色々な治療を知っておく事が、自身や大事な人たちを守れる可能性を高めます。
簡単に覚えられないと思いますが、そういえば、ブログで見たな程度でも頭にあれば、役に立つ事もあるかもしれません。
今後も色々なことを発信できればと思っております。
今日の体重：88Kg
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